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「xRLT vol.02」でLTしてきたよと言う話

Posted in 技術記事/勉強会

2018年7月27日に「xRLT vol.02」という、ズバリxR系のLTをしまくるイベントがあったのでLTしてきました。

目次

はじめに

会の最初に、LT&交流の心得が語られました。そのおかげか視聴者の盛り上げが凄く、今までにないLT会でした。自分含めみんなシャイなのでこういうふうに促してくれるのはとても有難いなーとというのと、今後取り入れていきたいなぁと思いました。

一番の注目は2.20 jin1104さん けん玉できた!でしょうか。現実では難しいトレーニングをVRで行うことで練習の効率を上げる、というのは非常に可能性を感じました。

あとLooking glass見てきました。Leapを使って(自分の手の動きで)インタラクトするのは面白い感覚でした!

全LTの動画

全LTまとめ

Crispy!さん 展示会にHoloLensアプリを出してみた系の話

自腹のホロレンズで社長に直談判して事業化した、という話。直談判のポイントは目的をはっきりさせて推す、ということ。
また展示会の準備は念入りにしよう。終わった後も重要でお礼とかちゃんとすること。
社長直談判駆動開発したデメリットは、飛び越された管理職の機嫌を損ねたこと。協力会社へ圧力を掛けるまでの事態に。根回しはしっかりとしよう。

加藤ヒロムさん @ホロラボ

HOLO IMAGE SEACHという、hololens + azure構成の音声で画像検索するソフト。
デモ動画


登壇レポ

大熊 元気さん VRとIoTで何かつくってみた

銀座VRで見たIoTから追加されたのは、フォトグラメトリ=画像から立体を作る技術でした。なんと現地についてLTが始まるまでの小一時間で会場をデータ化して発表に盛り込んでいました。Caputuring Reality という会社の Reality Captureというツールを利用。詳しくは錦もく会で聞いて!とのことでした。


あとHMD被ったままLTしてたのが印象的でした!

とりカシュさん@ライルズ Power BI × IoT × AI

Azureで集めたデータをAIで分析・予測をしてHoloLensで表示させるというものでした。xRを用いて現実空間と情報空間を繋ぐ試み。これにより、各種機器の情報から故障危機を予測して表示、天候の変化による体調不良者(熱中症など)や売上予測(仕入れや生産の修正)を表示させることが出来るようです。
また使用したPower BIはデータ取得、加工、可視化するツールで、ソースに使える種類が多種多様、加工整形機能が強力だそうです。
登壇レポ

xRLT Vol.2に参加しました

前本 知志さん@ホロラボ UNC近況報告 公式サイト

外部の物理ボタンからhololensに命令を送る、なんてのも出来るのかーと思いました。
見た目はギャグそのものだけど、技術自体は全力というギャップが面白いです笑

えむにわさん アバターの民主化と俺らにできること >公式サイト

発表資料

LiveAvatarという、HMDを使わずにVTuberになれるツールを作っているそうです。
アバターの民主化はニコニコのバーチャルキャストが語っています。
技術者は舞台(規格、権利)をVRMでサポートしよう、というわけで、VRMをMirage Soloでみれるようにしたという話でした。

pote_longさん HoloLensで初めての客先デモ~覚えておきたい4つのコト~

  1. 必ず2人で行うこと。オペレーター(HoloLens装備)とプレゼンター(オペレーターの操作を解説)が必要。
  2. 時間に余裕を。初体験の場合、操作に慣れるまで思ったより時間がかかる
  3. 文字は大きく少なく。HoloLensでは読めてても、LiveStreamを通すと文字が読みにくくなる。
  4. 操作は簡潔に、詰め込みすぎない。操作に慣れるまで(略

ヤマシタ アツシさん@積木制作 登壇タイトル 初めてVRコンテンツ「パニックオンザ便器」を作った時の話

リアル脱出ゲーム+VRで、TGSで公開した作品。なんと現地にリアル便器を設置しての展示だったそうです(笑)なおLTは前置きが長すぎて導入部分で時間切れでした。

sotanさん@TIS ユニティちゃんと鬼ごっこができるMRゲームと戦術位置解析システム

発表資料

spatial mapping + navmesh + 戦術位置解析 = 現実空間を使ったMR鬼ごっこ。
戦術位置解析について、UE4だとEQS(Environment Query System)というのがあるようですが、UnityにはないのでEQSのソース見て実装したとのこと。すごい…
なお、ゲームはHolo Onigokkoと言う名前で公開されており、10m*10mの範囲をスキャンできれば遊べるようです。(ストア or Git

SakaITさん@ネクストスケープ 新しいSpectator Viewについて

HoloLensで見ている映像を他の人に見せるための機能。iOS端末があればできるのでとても手軽とのこと。詳細は公式サイトにて。

タナカさん(イワケン JINS MEMEでVTuberなるシステム作ったら世界が広がった話

このツイートで有名な方。おかげで憧れの人(GOROmanさん、デコシさん、森さん )に会うことが出来た。


またhololensで特定個人を認識するアプリも製作。

また男が女声を出すのに必要な要素は「マイク、恋声、ボイトレ」の3つとのこと。あたらしい女声の教科書(無料)を参照。

やまざき★はるきさん@TMCN 5分でできるSpatial Mapping風ビジュアル(しかもイラレ)facebook

発表資料

hololensっぽいビジュアルとはspatial mappingではないか?と思うも、手作業では手間が掛かりすぎるため、ドロネー三角形分割とJavaScriptを使って自動化した、という話でした。

宮本 @bark_miyamoto

投げデバイスでやさしい世界を目指そう!ワシが育てた感が出て良いぞ!

KenSさん HoloLensで球形空間UIを作ってみた

発表資料

CurvedUI canvasという、UIを曲げるアセットを利用。実際に見せていただきましたが、かっこいい!が、本人も仰っていましたが、UIとしてはまだ微妙。

さんすうさん@TIS Holoで大量にモデルを出してみたかった

5k頂点ポリくらいの馬モデルをいっぱい出すのを目標にテスト。
GPUInstancingはできたが、JobSystemとECSはビルドエラーで検証できず。しかもGPUInstancing使ったらむしろ重くなった。しかも原因不明。

soh1106さん@TIS 【試行錯誤】スマホアプリUIデザインプロセスのHoloLensへの適用

xR系のUIは主に3つの点で辛い、というお話。
1UI設置エリア広すぎる
2ガイドラインがない
3標準UIコンポーネント不足、プロトタイプソフトがない

小林潤平@JP_Kob/根本慧@nemotokei @某メーカー HoloLensによるライブ演出 ~現場はMR(マジでリアルに)やばい~

発表資料

完成した作品の動画

Live Hackasongに出場、初対面&全員開発未経験&機材ゼロの状態から約2ヶ月でなんとか完成にこぎつけたお話でした。
が個人的に注目したいのは作品の方で、HoloLens(AR)を用いてのライブ演出の拡張は未来があっていいなあと感じました。

ニム式@ブルガリアコントローラさん オンラインマルチVRゲームが作りたかった

手前味噌ですが発表資料

yuriさん リコー(の一部チーム)『ひみつきち』始動しました~ノンゲーム系会社の片隅ではじめるVR開発~

リコー内の新規事業(研究寄り?)として、2年半ほど前からOculus room、NEUTRANSのようなものを製作。大企業の一部門なので”初体験”のデータを集めやすく、また物珍しく注目度が高いため、活動がしやすいとのこと。また社外の人も参加可能なアトリエリアリテというサークルとしても活動中。
THETAで満足してはだめだ、というパッションで活動していて凄いなぁと思いました!

jin1104さん けん玉できた!

今回一番凄くて未来がある分野だと思ったのがこれです。VRトレーニングといえばいいのでしょうか?
プレイするとけん玉ができるようになるVRゲームで、23人中21人ができるようになったというから驚き。見た限りやっている事は単純で、けん玉をVRで実装し、重力の調整機能や鏡を追加したというもの。しかし現実では出来ない(重力の調整)・やりにくい(壊れる心配がある姿鏡)ガイドも簡単に実装できてしまうので、現実よりも遥かに効率的な練習が出来る可能性があります。
テニスをやっている身からすると、トスの高さや適切な打点の表示、フォーム確認などが出来るようになると本当に上達が速くなるなと感じます。他にも野球のスイングや投球、陸上、水泳などなど運動につきもののフォームチェックがコーチ無しで出来てしまうのは革命的だと思いました。

 


苦言めいたもの
最初に盛り上げが凄いと書きましたが、内輪ノリみたいなものが一部で度が過ぎてる部分を感じるところもありました。
スタッフの身内っぽい登壇者に向けてLT遮って煽ったりするのはまだしも、身内でなさそうな人のLT中にハッキリ聞こえるレベルの雑談をしているのは如何なものかと思いました。またLTの時間を超過した時に、問答無用で映像出力を切られてしまう人もいれば、いつまでも続けさせる人もいたり。
こういったノリは好みが分かれると思いますので、次回参加を検討している人はお気をつけ下さい。

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