Skip to content

DMM.makeを使って自作3Dモデルを現実世界に呼び出そう voxel編

Posted in 技術記事

はじめに

DMM.makeには個人でも手軽に3Dプリンターを利用するサービスがあります。
ブルガリアコントローラーを試作するのにしょっちゅう利用してるのですが、自前のキャラクターを持ってる人が使ったら面白そうだなーと思っていたら、こんなものが流れてきました。


めちゃいい・・・!
作者はツイッターでvoxelを布教してるウラベロシナンテさん。製作記録を公開していたので見てみたのですが、とても手軽だったので自分もやってみました。

なぜvoxelなのか?

今回voxelを推すのには非常に重要な意味があります。それは「ソリッドモデルになってるかのチェックがいらないから」です。
ソリッドモデルとは、簡単にいえばポリゴン穴がない3Dモデルのことです。ゲームや映像で出力するときは、ソリッドでなくても表示がおかしいなー程度で済みます。隠れてしまうなら問題ないレベルです。
しかし現実には再現出来ない形状のため、データチェックの段階でエラーとなってしまいます。Blenderなどで3Dモデルを作成する場合、この点について常に気にしながら作業する必要があります。
voxelならば何も考えずに作ったモデルでもソリッドモデルになっているため、気にする必要がありません。

やり方

ロシナンテさんも製作記録の中で参考にしていましたが、ほぼこの記事通りにやればOKでした。
View story at Medium.com

簡単な流れ

MagicaVoxelでモデルを作る
(必要に応じて)MeshLabでサイズ調整
DMM.makeにアップロード、素材を選んで発注

素材について

選べるフルカラー素材は現在2種類で、「フルカラープラスチック」と「フルカラー石膏」になります。

フルカラープラスチックはお高いです。1回出力するだけでも1800円掛かります。

公式より引用(単位:円)
・材料費 :250  (モデルの1㎤にかかる価格となります。)
・空間費 :10  (モデルの最外形寸法(㎤)から求められる容積にかかる価格となります。)
・諸経費 :1799 (モデル1ファイルあたりにかかる初期費用になります。)

フルカラー石膏は安いですが色の劣化が早いとのこと。

公式より引用(単位:円)
・材料費 :126 (モデルの1㎤にかかる価格となります。)
・空間費 :11   (モデルの最外形寸法(㎤)から求められる容積にかかる価格となります。)
・諸経費 :420 (モデル1ファイルあたりにかかる初期費用になります。)

注意点

MagicaVoxelが古いとpoly出力が出来ません。最新版にアプデしましょう。(0.97では無理でした)
MeshLabはwinでも操作方法も全く同じでした。またMagicaVoxelの1voxelは1mm角に相当します。「Transform: Scale, Normalize」での設定は1voxelを何mm角で出力したいかで変更するとよいでしょう。

状況

現在ニムくん(ツイッターアイコンに設定してるキャラ)をアップロードし、素材をフルカラー石膏にして注文したという状況です。結果は到着後にまた記事にします。

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です